金沢大学人間社会研究域附属 グローバル文化・社会研究センター

世界とローカルから考える危機の時代

グローバル・
レジリエンス部門

  • #危機
  • #コミュニティ
  • #社会
  • #記憶
  • #グローバリゼーション

危機に直面した社会がその望ましい状態に向けて活路を見出すためのレジリエンスはいかに形成されうるのか、またその活用可能性や負の側面について人文・社会科学の知を交えた学際的研究によりアプローチします。

プロジェクト領域 A

思想領域

戦争、災害、パンデミックなど、人類が直面した危機の経験を踏まえ、日本国内外の政治・社会思想の系譜を探り、現代の文脈から再評価しながら、将来に向けた有意義な知見を育てます。

プロジェクト領域 B

制度と規範領域

長期にわたって普遍的とみなされてきた国際規範や制度は、国や地域によって受け入れ度合いが異なり、権威主義と排外主義の台頭により形骸化が懸念されていることから、制度・規範が維持される条件を検討します。

プロジェクト領域 C

⾔語/ビジュアル・
コミュニケーション領域

自己やコミュニティの回復に向けた活路を切り開くために欠かせない媒体として言語・ビジュアルを捉え、そのコミュニケーションの分析・実践を通じて、レジリエンスと共感を培う可能性について考察します。

人文知から、分断された世界を克服する

越境文化研究部門

  • #文化表象
  • #文学の受容
  • #国際比較文学
  • #文学的実践
  • #比較教育

文学研究は歴史や科学の影響を通じて、人類の可能性を提案してきました。超越文化研究部門では、文学・文化の変容を明らかにし、グローバルな課題に対する人文知の役割を検討することで、分断された世界を人文知で克服することを目指します。

プロジェクト領域 A

⾔語的越境領域

文学作品や作者がどのようにして言語の制約を超えてきたかを考察します。国民文学的なアプローチを解体し、文学の受容と創造の構造解明を目指します。

プロジェクト領域 B

空間的越境領域

文学を始めとする文化表象における人間の空間的越境に焦点を当て、国境を超えた視点でその影響を考察します。単一視点を超え、複数で交わる多様な空間的越境が文化表現にどう反映されたかを追求します。

プロジェクト領域 C

時代とジャンル
の越境領域

文学作品と知識・芸術とのネットワークを考察します。演劇、映画、音楽などとの連携を通じて、言語や国家、社会を超えて生まれた書物と、それに基づく二次創作の動態を究明します。

プロジェクト領域 D

⽂学教育政策領域

文学教育の国際比較と、制度比較を通して、現代の日本社会の課題を解決することを目指します。また学生の創作支援を通じて、研究を現代社会へと還元します。

産学官連携を通じた新たな価値の創造

デジタル社会構造・
変革研究部門

  • #経済・経営
  • #データサイエンス
  • #産学官連携
  • #デジタル社会
  • #進化経済

本部門では経済学・経営学・データサイエンス学における最先端の技術と理論を駆使し、産学官団体と密に連携した社会課題解決型アプローチによる研究領域の発展と地域経済活性化を目指します。本研究では以下の4つの領域におけるプロジェクトを通じて実施します。

プロジェクト領域 A

Digital Twin/Web3.0
社会変容の経済・経営構造領域

現実の世界から収集される膨⼤なリアルタイムデータのシミュレーション解析により、多様な問題を解決する⽅途について実証的に検証します。

プロジェクト領域 B

デジタル経済活動下の
新社会構造領域

様々な情報を⼊⼿できるようになる中で、デジタル経済の進化はどのような社会をもたらすのか、という問題意識に基づき、 社会科学の視点から論考することを試みます。

プロジェクト領域 C

デジタル社会における
新経営モデルの創出領域

デジタル社会における⽬指すべき企業の姿として新たな経営モデルの創出事例群を発掘し、それらの特質や優越性について追及します。

プロジェクト領域 D

超⾼齢化・少⼦化時代の
Well-being社会経済モデル領域

現代社会が直⾯する諸課題に対して主体的に問題に向き合う市⺠や⾃治体を、最新のデジタル技術によってサポートするシステムの実装並びにその成果の発信を積極的に行います。